「お客様は神様です。」
昔、三波春夫さんのヒット曲で、そんな事言ってました。何十年も前のことですが。
その歌のせいかどうかは分かりませんが、そんな風潮がまだあるのでしょうか?
とても寒い日曜日、関東も雪になるかもと言われていましたが、雨が雪に変わることはありませんでした。そんな寒い日曜日、今日の夕飯は宅配ピザにしようということになりました。こんな天気の日に配達してもらうのも気の毒だな…。注文するのを迷いましたが、何年かぶりにピザが食べたいという事になったので、やっぱり注文することに。
40分位後に、宅配のバイクが我が家にやって来ました。このご時世なので置き配にしましたが、ピンポンは押してくれました。
申し訳なくて「雨の中ご苦労様です。ありがとうございます。」
と言いました。「お気を付けて」というと
「ありがとうございます。」と言ってくれました。
若い男の子でしたが、たぶん学生のバイトでしょう。この時三波春夫さん的に言うとお客さんは偉いのでしょうか?いえいえ、雨の中、たとえバイトとは言え、冷たい思いをしながらアツアツのピザを持って来てくれるお兄さんの方が、よっぽど頑張っていると思います。
店員さんも、一歩仕事場を出れば普通の人です。
同じ人間として対等な立場です。顧客になると急に偉くなるのか?そんな訳はありません。
以前某コンビニで、夢の国のチケットを買っている20代位の男の人がいました。なぜか店員さんに怒鳴っていて、店員さんがしどろもどろに「今日のチケットですか?」と聞くと、そいつは「今日に決まってるだろ!」と言いました。そいつの予定なんて店員さんが知ってる訳がありません。
店員さんが可哀想…。今日は最悪の気分だろうな…。
また別の日、とある惣菜店で注文していた中年の女の人が、高校生位の店員さんに怒鳴っているのを見かけました。
いい年して何してんだろ…。
あまりにも醜い光景にいたたまれなくなり、その店員さんに「大変だね。頑張ってね」
と声を掛けてしまいました。
イライラする事も普通に生きてれば、よくあります。私もあとで反省することもしばしばです。
でも、客だからって店員に横柄な態度を取ってもいい訳がありません。
怒鳴ってる人に言いたい。「お客様は神様じゃないですよ。」
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